BUZZ RICKSON'S&HEADLIGHT NEW ARRIVAL
BUZZ RICKSON'Sより新作の非常にお勧めなデニムトラウザーズとカーゴパンツ、実名復刻のHEADLIGHTからは新たなダック生地を使用したワークコートのご紹介です。
U.S. NAVY DENIM CONTRACT NXSX 87090
第二次大戦時に米海軍が採用したM-45デニムトラウザース。米海軍のデニム衣料は通常、黒またはダークネイビーのステッチが施されるが、これは非常に珍しくオリーブの糸が用いられている。フロントはタックボタンを使用したボタンフライ仕様で、全て同じ大きさの黒塗りドーナツボタンを使用している。生地は緯糸にグレーの杢糸を使っているため全体的にディープトーンの色味が特徴。股上が深く、やや太めのシルエットで主要箇所は二本針の巻き縫いで縫製されたワークパンツらしい一着に仕上がっている。
TROUSERS, SHELL, FIELD, M-1951
米陸軍が1951年に採用したコットンサテン地を裏使いしたフィールドトラウザース。陸軍はこの頃、寒冷地用の戦闘服としてM-51シリーズのセットアップレイヤードシステムを採用した。アンダーシャツ、ドラウァー(ズボン下)を履いた上にウール製のフィールドシャツとフィールドトラウザースを着用し、更にその上からコットン製のフィールドジャケットとフィールドパンツを着用した。いずれのM-51も寒冷地での着用を考慮し、ルーズフィットにすることで体温を閉じ込め、外気を遮断する効果を重視している。ウエスト内側に設けられたコードループは、サスペンダーの先端に付いた金属製のフックを引っ掛けるためのディテールである。
HEADLIGHT 9oz. BROWN DUCK WORK COAT
チンストラップや刻印入りのチェンジボタンが特徴的な1930年代の9オンスブラウンダック製ワークコート。左胸ポケットには1918年にパテントを取得したウォッチポケットを装備し、カフスはトリプルボタン仕様。ボタンホールやカンヌキに施された黄緑色のステッチは、ブラウンダックを使用したワークウェア当時の標準仕様。
生地は過去にヘッドライトで復刻したブラウンダックとは異なり、新たなデッドストックを分析し作製。以前のモデルでは経緯ともに10番の糸を使用していたが、こちらは経糸16番(引き揃え)、緯糸6番の変則的な平織りの生地となっている。前回のブラウンダックは生地の状態で染める「生地染め」であったのに対し、今回は糸の段階で染色した後に織り上げる「糸染め」を採用しているため、ヴィンテージと同様にセルビッジ部分に黒糸が確認できる仕様となっている。硫化染料と力織機による風合いは、以前の生地とまた違った魅力に溢れているが、ともにブラウンダックとはいえ呼称以外は全くの別物なところが奥の深いヴィンテージらしい。30年代当時、この生地を使用したアイテムは主にスチールワーカー(製鋼所工員)向けに販売されていた。
その他SUGAR CANEのWABASH STRIPE OVERALLSやBLUCO、FREEWHEELERSからも色々と入荷してますのでお早目のチェックは是非店頭でどうぞ!
SUGAR CANE
9oz. WABASH STRIPE OVERALLS
今週も皆様のご来店・ご利用心よりお待ちしております!